2006年10月14日
天津濱海新区の可能性
先日、日中経営者協会主催による「天津濱海新区視察団」に参加
した。ジェトロ江原氏団長を筆頭に総勢43名が参加する大規模な
ものとなった。
北京市内(長富宮)から天津濱海新区までは高速にのって約2時間
かかる。オリンピックに向けて高速鉄道も整備されるので、今後は
かなり身近に天津を感じることができるようになるだろう。
この天津濱海新区の中心に位置するのが通称TEDA「天津経済技術
開発区」である。TEDAは1984年に中央政府によって承認された14
ヶ所の国家級開発区の一つであり、世界中の企業からの注目を集
めている。その評価は「中国国家レベル経済技術開発区の主要経
済指標比較」において、中国53の開発区の中で総指数がなんと8年
連続でトップとなっている。
天津濱海新区は浦東新区に続き中央政府の支持のもと開発開放を
行い、将来的には浦東を凌ぐ開発区になるべく現在天津市幹部た
ちは躍起になっている。
中国政府は、80年代は華南にシンセン経済特区を、90年代には華東
に上海浦東新区を、00年代にははたしてこの天津濱海新区が開発開
放の主役となれるのか。
これがTEDAの管理本部である。
TEDAへの投資実績上位3国は一位アメリカ、二位香港、続いて三位
日本となっている。トヨタをはじめ三洋電機、松下電子など有名
企業も名を連ねる。
欧州旅客機大手のエアバスもライン工場の建設地として濱海新区
を選定した。投資総額は100億元とも言われる。
濱海新区規画建設展覧館に行き、その全体図をみた。中国最大の
保税区を含むその全貌はまさに次代を担う天津の可能性をまざまざ
とみせつけてくれた。
このTEDA管理部の付近には08年オリンピックの際にサッカーの
競技場として使用される予定の競技場、また天津の金融の中心
となる金融街があり、総合的な未来都市を造るべく開発してい
る様子がうかがえる。
今回のミッション、締めにはなんと天津市「支」副市長との会見
もセッティングされていた。こちらでは8日の安倍首相の訪中を
受けて終始歓迎ムードで行われた。会見の中でも「政冷経熱」の
異常事態をこの新しい体制下でカイゼンしていきましょう、との
言葉もあった。
これからの天津、北京と力をあわせて大きく発展していくに違い
ないということが粉機のミッションを通じてはっきりとわかった。
これらの有意義な情報をなるべく多くの人に知っていただくことが
今回のミッションに参加したものの義務であると感じるところだ。
と、いうことで天津視察の際にはどうぞグランドスラムを宜しく
お願い致します。
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